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ピンチの後にはチャンス!/ボクシング感想(エロール・スペンスVSショーン・ポーター)

 

  

エロール・スペンスJr VS ショーン・ポーター

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(引用元:Erroll Spence Jr and Shawn Porter exchange punches during their IBF &... ニュース写真 - Getty Images 

 

 ◯結果

・「スペンス判定勝利」2−1(116-111 ×2、115−112 ×1)

・インディー採点「スペンス判定勝利」116−111

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判定結果からもわかる通り、お互いピンチの後にはチャンスあり、というギリギリの試合展開でした。

スペンス選手勝利なのは間違いないと思いましたが、微妙なラウンドがいくつかありましたので、公式ジャッジの一人がポーター選手を支援しているのもわかります。

しかもただジャッジ泣かせの試合ではなく、ちゃんと打ち合いを繰り広げて観客を沸かせてくれる試合でした。

お互いファイターですから、ある程度多くの人はこれを予想していたでしょう。

 

特にこれがスペンス勝利のカギになった、というのは難しいですが、スペンス選手のジャブと左ボディが目立ったのは確かでした。

両パンチともに、攻めにもカウンターにも有効でした。特に左ボディなんか、それをもらった方のポーター選手が倒れていないタフさに驚きを受けたぐらい強力でした。

一方のポーター選手は、3R以降に急にギアが入って接近戦にグイグイ持っていったのがよかったです。

たとえ打たれても必ず打ち返したり追いかけたりしていましたし、なんといっても、リングを背負った状態で急に入れ替わり、逆に相手をリングに背負わせて攻め込むところがとても上手でした。

ポーター選手得意のやつですね。いつもながら、相手のやられて嫌なことをやり遂げてくるいやらしい戦法です。

 

結局のところ、トータルの有効打の数、つまり、パンチの精度がスペンス選手の方が上だったところに勝因がありました。

11R目にあのダウンもその精度があったから奪えたパンチだと思います。

それは打ち合いの最中、左フック、しかも人差し指と中指の付け根(普通ボクシングを最初に習った時にはここを当てるのがいいと言われる)のところを、ポーター選手のアゴにヒットさせてのダウンでした。

とても美しかったです。力ではなく、タイミングよく、ポイントを付いていました。

フラッシュダウン気味でめちゃめちゃ効いたわけではありませんでしたが、手をつかせるぐらいまでには至りました。

芸術的でした。

練習の成果かもしれませんが、これには才能を感じざるを得ませんでした。

パンチ力だけでなく精度も兼ね備え、かつディフェンスもカウンターも良いとは、、、ファイターにしちゃ完成されすぎです。。

次戦も強豪と戦うことが予想されますが、それでもまだまだ負ける気配を感じませんね。

最終目標だと思われるクロフォード選手とはまだ戦わないでしょうから、普通にパッキャオ選手やサーマン選手あたりとみたいです。攻撃型同士で白熱することが確定しているからです。

まあ、でも、その2名は腹が弱いから、すぐやられるかもな。。

 

・ギャーギャーうるさい

映像を見ている誰もが思ったと思いますが、ギャーギャー叫んでいたのはなんなんですかね?

スペンス選手がやられていた時に声出していたので、たぶんその関係の人だと思いますが、にしてもうるさかったです。

あびる優が旦那さんを応援するシーンを思い出しましたよ笑

応援したい気持ちはわかりますが、最低限の常識のない迷惑者はとりあえずすぐにつまみ出して欲しいと思いました。

(後半からその声があんまり気にならなくなったので、もしかしたら注意されたか、つまみ出されたか対応があったのかもしれません。詳細は不明です。)

 

・視聴方法による採点の違い

今回の試合はPCとスマホで見る機会があったのですが、それぞれで採点するのに与える印象が違いました。これにはまあまあ驚きました。

具体的には、スマホで見ていた方がヒット数を意識した採点だったのですが、後ほど改めてPCで見た時にはヒット数以外の全体の印象で採点しようとしていたということです。

「あれ?さっき見たときはこっちだと思ったのになぁ。。」と採点しながらたびたび思いました。

PCかスマホというデバイスの画面レベル(それ以外にも何か影響あったかもしれませんが)の違いで印象が変わるんだから、現地で見るか、中継された映像で見るか、もしくは現地でもどの席で見るかで感じる印象はだいぶ違うだろうと改めて感じました。

だから、公式ジャッジと我々大勢の視聴者の採点結果が違ってくるのも致し方ないと。

今回みたいにギリギリの展開が多い試合を違うデバイスで見れたから気づけたことでした。

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

ではでは。