ボルトのような。/UFC243感想(イズラエル・アデサニヤVSロバート・ウィテカー)
イズラエル・アデサニヤ VS ロバート・ウィテカー
(引用元:Robert Whittaker and Israel Adesanya fight in the Middleweight title... ニュース写真 - Getty Images)
◯結果
「アデサニヤKO勝利」2R3分33秒
正規王者がウィテカー選手、暫定王者がアデサニヤ選手という構図の戦いでしたが、アデサニヤ選手が格の違いを見せつけました。
序盤、ウィテカー選手の飛び込みながらの左ジャブ、左フックが予想以上にいきなり伸びてくるので、少々顔に触れられていましたが、次世代のエース候補アデサニヤ選手にとってそれに対応するのに時間はかかりませんでした。
1Rの中盤以降はバックステップやスウェーで軽く避けるようになっていました。
パンチ力、軌道をある程度見切ったので、あとは倒すだけとなった1R終盤。
ゴングと同時に、スウェーしながらの右フックがとうとうウィテカー選手を捉え、暫定王者がダウンを奪ってしまいました。
インターバルを挟み、2Rが始まったのですが、ここから私インディーはアデサニヤ選手がいつ仕留めるかという点ばかり気にしていました。
スウェーしきった後もパンチをもらいそうな気もしましたが、バックステップしたり、左右にもスウェーしたり、そして、パンチを軽くもらっても打ち返したりしていたので、やられることはないだろうと思ったのです。
タックルに行くそぶりすら見せなかったので、前回苦戦したガステラム選手を経験したニュータイプにとっては簡単だったでしょう。
パンチ、キックのキレも全然違いますから、ホントに時間の問題でした。
そして、最後はパンチが当たったあとでも、身体を反らした状態でも打ち返せる軸を活かして、左フックのカウンターを叩き込み、レフリーストップを招きました。
なんというか、やっぱり格が違った試合って感じがしました。
そもそもの身体能力から違う気がします。アンデウソン選手に代わるユニークな王者と言われる理由もわかります。
入場からインタビューまで自身たっぷりでしたが、それに見合った実力がありますのでそれも納得できますね。
僕は新王者アデサニヤ選手を見ているとなんだかボルト選手に似た華やかさがあるなーと思いました。
それにしても、1Rの終了ブザーと共にダウンを奪った際のレフリーの対応、とても素晴らしかったです。
僕は見ていて完成やら解説やらの声でブザー音が全く聞こえませんでした。
同じような方々が他にもいっぱいいらっしゃるのではないでしょうか。現地だと尚更だと思います。
それでも冷静に終了のブザーを聞き分けて選手同士をコーナーに戻したので、このレフリーの素晴らしさをひしひしと感じました。
ただ、あまり存在感は無いので名前は覚えられそうにないですが。。笑
そう思うと、UFCの有名レフリーのジョン・マッカーシーさんやハーブ・ディーンさんたちは目立つし判断も素晴らしいので、もっとすごいことがわかります。
以上。
しかし、オーストラリア州の方々はこの日出場していた選手にしろマークハント選手にしろ皆似たような柄のタトゥーが体に入ってますねー。
何か文化的なものがあるのでしょうか。
ではでは。