トランクスとボクシングスタイル逆じゃない?笑/ボクシング感想(スティーブンソンVSジャック)
ジャッジ泣かせの試合でしたね。
いい試合、つまり退屈なそういう試合ではなかったですけどね。
振り返りましょう!
アドニス・スティーブンソン VS バドゥ・ジャック
○結果
・「引き分け」0−1(114−114 ×2、115−113 ×1(ジャック))
・インディー採点
まあ、スーパーマンの方の地元やし、挑戦者やし、接近した試合だったし、妥当だと思われる。
— インディー (@k_indiiii) 2018年5月20日
スティーブンソンV9 ジャック追い上げ及ばずドロー https://t.co/wpko2BdwHY
メイウェザーは、当然ながら我が門下のジャック選手の勝利だと主張しており、僕も採点の通りジャック選手かなーと思いはしましたが、上のつぶやきの通り結果は妥当だとも思いました。
っていうか、もったいないのが、ジャック選手、戦い方自体に華がない、というか主張が無いんですよね。
なんかこう、この試合は「ジャック選手の確実勝利やな!」というよりは、「まあ、多分ジャック選手だよね。。」思っちゃう時が多いといいますか。
強くて相手が嫌がる戦いはできるんですけど、見てる方からすると効果があるのかわかりづらいです。くっついてボディ打つシーンが多いためパンチが当たるとこが見えないせいでしょうか。
逆に、スティーブンソン選手の方が、派手さはありますよね。やっぱり、左の一発当たった時は大抵終わってしまう、という印象が脳に刻み込まれてしまっていますからね。
トランクスやグローブの色だけ見ると逆だったんですけどね笑。
試合内容自体は、ざっくりいうと前半はスティーブンソン選手優勢、後半はジャック選手優勢といった流れで進みました。だいたい、両選手とも試合ではそんな感じですよね。
それでも、終始落ち着いていたのはジャック選手でした。
初回こそ相手の左に警戒していたジャック選手でしたが、その後は得意の接近戦で距離をあえて潰しいき、左の威力を殺してしまいました。そして、左右のフックを中心に的確に有効打を与えていきました。
バランスがいいから、変にエネルギーを消費しないのでしょうね。
一方のスティーブンソン選手は、回を追うごとに慌て始め、スタミナもどんどん消費していきました。中盤9Rあたりまでは、完全にペースを持ってかれてました。
ところが、迎えた10R目。
何気なく出したスーパーマンの左ボディストレートがガードの間を通ってヒットし、一気に形成が逆転し始めたのです!解説の浜田さんが左ストレートの話をしていた直後の出来事でした。
そんなに強く打ったようには見えなかったんですけどね。もうお腹丸めて、誰が見ても腹が痛い様子で、ころっと追い込まれてしまったのです。
やっぱ、一発ある選手は最後まで目が離せませんね。
しかし、このままスティーブンソン選手ペースになると思いきや、チャンスと思って攻めすぎてスタミナをさらに無くしてしまい、またまた元のペースに戻ってしまったではありませんか笑。
まあ、ここはジャック選手がよく耐えたといった方が良いのかもしれませんが、結果的には両者一歩も譲らないまま、試合終了のゴングまで試合が進んでいったのでした。
・タイミングがわからん!
一つ、解説の西岡さんがおっしゃっていたので気づいたのが、両選手ともに独特のタイミングのボクシングスタイルだということです。
スティーブンソン選手の方は、左狙いのスタイルで力一杯振り回す自己流感満載のスタイルなので、なんとなくわかるかもしれませんが、意外なのはジャック選手の方です。
おそらくですが、次何をしてくるか読みづらいと思うんです。
基本に忠実なフォーム、ステップ、パンチなので、そこを気にしたことはなかったのですが、西岡さんが「ジャックは攻めるのか守るのかよくわからない時がある」と指摘してくださったおかげで、「なるほど、だから地味にコツコツもらうのか」と妙に納得することができました。
確かに、攻める時も守る時もほぼ顎の前に拳を構え、このまま体を近づけたり遠ざけたりしていました。こういう相手の心理を読んだ戦い方は、さすがメイウェザーチームの一員だと思わされますね。
また、攻める時は頭を下げて同じフォームのままでフックもストレートも上下に打つため、相手は守るタイミングを若干狂わされていた気がします。
頭を下げる、つまり相手からすると一瞬視線がわからなくなります。また、腰をほとんど回さずにフックを打ちます。そういったことをされると、相手はどうしても反応が遅れてしまいますから。バランスがいいのと、コンパクトにパンチを打っているからできることなのでしょう。
なんで普通に見えるのにあんなに勝てるかのかが少しわかった気がしました。
以上。
そういえば、パッキャオVSマティセの試合の生放送が決まりましたねー!
7.15パッキャオ戦をWOWOW生中継 八重樫TV情報 | Boxing News(ボクシングニュース)
結構、急に決まったので、全然仕事だから、リアルタイムで見れねぇっすわ笑。
予想は書くかもだけど。
ではでは。