インディーは考えた!

世界のトップボクシング、UFCと、クワガタなどが好き

第1回目【インディーが選んだ現役ボクシングPFP(パウンド・フォー・パウンド)ランキング】インディーが選んでみた現役最強!

この世で誰が一番強いのか。

格闘技、ボクシングのファンの方々なら、いや、男性の方々なら一度は必ず考えたことがあるはずです。

誰が強いのか、というよりも、「勝負」自体が好きなのかもしれません。

スポーツ全般はもちろん、ヒーローモノから、戦うシーンの多いアニメや少年漫画や映画、もっと大人になるとギャンブルまで、確実に女性よりも男性の方が勝負好きが多いです。 

遺伝的なことが原因なのでしょうか。まあ、今回はなぜ男性が「勝負好きか」というテーマではないので、その話を深くは掘り下げませんが。

 

そして、勝負の中で、最も単純に動物的に人間の優劣をつけることができるのが、格闘技です。

しかし、無秩序な状態でそれを開催しても、重傷者や死者を頻繁に生み出してしまう可能性が高くなり、出場者や観戦者にも快い影響を与えません。そこで、ルールを設定して安全性を高める必要がありました。*1 そうして、それらは徐々にスポーツとしてのエンターテイメント性が高まった興行になっていきます。その格闘技の歴史の中で最も古いのがボクシングです。

 

ところが、ボクシングのルールの中には、体重毎の階級制で戦おうというルールも設定されたため、同じ人間の中での最強をいっぱい生みだしてしまいます。時を経て、階級やベルトの数が増えていく度に生み出してしまいます。

もちろん、安全性を考えても、より多くの人に競技者として参加してもらうためにも、これは良い事であり仕方がないことなのですが、勝負ゴトが好きな私たちは「結局、誰が一番強いのだろうか」という純粋な疑問を捨てきれず、考え悩み議論されるようになります。

 

ここで面白いのが、この疑問や悩みは僕たちをワクワクさせてしまう、ということです。「もしあいつとあいつが戦ったらどうなるのだろう?」と妄想し議論するのがとても面白いのです。

そこで、選手同士の戦う階級が同じだと仮定したら、つまり、各階級を一つに並べられたら、誰が最も最強なのかを決める称号として、「パウンド・フォー・パウンド」が使用されるようになります。*2  *3

 

私インディーも、高校生の時から試合を見る度に、よくこの妄想を繰り返しておりました笑。ボクシングだけでなくMMAでも妄想しておりました。

残念ながら高校時代から、どの友人にもこれについての話に興味を持ってもらえず、インターネットや雑誌に掲載されているランキングを見て、「へぇ、今はそう評されているんだぁ」と一人でふむふむと首を振りながら読んでいたものです。(さみし。。笑)

 

んで、今はブログを書くようになり、リゴンドーVSロマチェンコも近いということで、僕の考えているPFPランキングでも知ってもらおうじゃないの!と思い、これを書くことにいたしました。

 

 

だらだらと前置きが長くなってしまいましたが、いよいよその本題にいきたいと思います!

 

現在、メイウェザーが引退し、ロマゴンが敗れ、ウォードが引退し、という状況の中での現役PFPランキングは相当混乱しています。ボクシングの各メディア見ててもしょっちゅう変動しています。だから僕もめっちゃ迷いました。

逆に、今は新時代突入の時期であり、それを楽しめる時期ともいえます。相変わらずウェルター級付近は戦国時代ですし笑。

そのため、1ヶ月後、いや数日後にはランキングが僕の中で変わっているかもしれません笑。特に、4位以下は超誤差なので、すぐ変わると思います。

 

また、それぞれの選手を項目(能力)毎に点数をつけて、レベルも測ってみましたので良ければご参考に。

 

 

それでは、どうぞ!

※またしても、まあまあ長めのでっせ。

 

(追記12/12)

12/10の試合結果(リゴンドーVSロマチェンコ戦)を踏まえて、とりあえず2位と3位のとこはすぐに変えました。

もう少し、変えたいところですが、とりあえず入れ替えただけにしました。

 

 

 

 

 

 

インディーが選ぶ、現役ボクシングPFP(パウンド・フォー・パウンド)ランキングTOP10 (2017/12/12時点)

※全ての選手に、詳しいプロフィールとしてWikipedia各ページへのリンクを貼らせていただきました。

 

第1位 テレンス・クロフォード

テレンス・クロフォード - Wikipedia

 

はい!栄えある第1位は、右構えでも左構えでも世界チャンピオンのクロフォード選手です!

これはほとんど迷わずに決まりました!

 

長いリーチを武器に、総合的な能力が抜群に高いのを評価させていただきました。

あとはやはり、オーソドックスでもサウスポーでも自然に戦えることです。これで対戦相手によって柔軟に対応していきます。相手からすると、非常にやりずらいでしょう。まあ、最近はサウスポーの場面が多いですが。

次戦からは、Sライト級からウェルター級へと主戦場を変えるそうなので、更なるビッグマッチを楽しみにしております。

 

・クロフォード選手について書いた記事

 

 

第2位 ワシル・ロマチェンコ 

ワシル・ロマチェンコ - Wikipedia

 

第2位は、僕の嫌いな”ハイテク”ロマチェンコ選手です!

リゴンドウ選手同様、12/10の予想記事にも特徴を書きましたが、強弱つけた多彩なコンビネーションと、闘牛士のように闘っているように見えてしまうフットワークが目立ちます。もちろん、攻守ともにハイスペックで、リゴンドウ選手よりも弱点が見当たりにくいです。

一応、僕はリゴンドウ選手が勝つと予想しているので、この順位になりました。よって、今度の試合次第でこの順位はすぐに変わると思います。楽しみですね。

 

(追記12/12)

はい、12/10の試合結果で、さっそくここはすぐ変わることになりました笑。

 

・ロマチェンコ選手について書いた記事 

 

 

第3位 ギレルモ・リゴンドウ

ギレルモ・リゴンドウ - Wikipedia

 

第3位は、”ジャッカル”こと、リゴンドウ選手です!

下に貼った記事内にも魅力を書いていますが、何といっても抜群の距離感、空間が魅力です。ハンドスピードとカウンターのタイミングも素晴らしく、2013年には当時絶頂期だったドネア選手すらも完封してしまいました。

ちなみに、フットワークに関しては普通よりもすごいだけかと思っていたら、ビッグマッチを控えているせいで気になって五輪時代の動画をYouTubeで見ていたら、ハンパじゃなく美しいことがわかりました笑。マジで。気になる方はどうぞ「rigondeaux olympic」と検索して見てみてくださいな。

 

・リゴンドウ選手について書いた記事 

 

 

第4位 キース・サーマン

キース・サーマン - Wikipedia

 

続いては、”One Time”こと、サーマン選手!

僕実は、サーマン選手めっちゃ好きなんですよね笑。見た目がなんか渋くてかっこいいし、ファイトスタイルも野性味があって、イン、アウト両方できてパンチにキレがあって見栄えがいいからです。

その個人的な感情抜きにしても、ウェルター級では一番だと思っています。

パンチのキレ以外にも、打たれたらすぐ打ち返して相対的に有利に見せてしまうといった攻めるタイミングも上手いです。

早く、スペンス選手との対戦が見たい!

 

 ・サーマン選手について書いた記事 

 

  

第5位 エロール・スペンス

エロール・スペンス・ジュニア - Wikipedia

 

4位のサーマン選手との対戦が上がっているのが、このスペンス選手。

正直僕はこの選手のことを、あまり知りません笑。メイウェザーが実力を認めているということぐらい。

しかし、5月にブルック選手に勝ったということで、一気に気になって、お得意のYouTubeで試合映像を見直してみました。

サウスポーでシュッとしているのですが、意外にも接近戦が得意で、上下へのコンビネーションがよく、パンチもキレます。特にボディ打ちが上手い。フィジカル面ではブルック選手にも負けてませんでした。

基本に忠実なスタイルなので、穴も少ない。オレ流で闘っている感じのサーマン選手とは全然違う印象を受けました。こりゃ、両者の対戦がますます楽しみですね。

 

・スペンス選手について書いた記事  

 

 

第6位 サウル・カネロ・アルバレス

サウル・アルバレス - Wikipedia

 

そして、第6位は、やっと来ました、大人気カネロ選手です!

今の現役ボクサーの中で最も稼ぐであろう超スター選手です。私インディーも大好きでございます。やっぱ、熱くなるんですよね!

後述しておりますが、能力別に付けてみた点数も総合的に非常に高くなったんですよね。人気だけでなく、実力も兼ね備えた絶頂期のボクサーです。ゴロフキン選手との再選はもっと興奮させてくれることを期待しております。

 

 ・カネロ選手について書いた記事 
 

 

 

第7位 ゲンナディー・ゴロフキン

ゲンナジー・ゴロフキン - Wikipedia

 

第7位は、”GGG”ことゴロフキン選手。

前々回のジェイコブス戦でストップするまで、世界線17連続KO防衛という驚異的な記録を持っています。その結果からもわかる通り、硬い拳を武器にした破壊力抜群のパンチ力が武器です。

驚いたことは、後述している能力ごとの点数の総合点が意外と低くなってしまったことです。特に防御とスピードで。それでも、対戦すればそんなのは関係なくなってしまうことから、この選手の大半は圧倒的な攻撃力で占められていることを思い知らされました。

 

 ・ゴロフキン選手について書いた記事  

(前過ぎて駆け出し過ぎて、結構恥ずかしい。。笑) 

 

(追記)

再戦決定です!


 

第8位 アンソニー・ジョシュア

アンソニー・ジョシュア - Wikipedia

 

第8位は、イギリスではもう大人気のジョシュア選手!

正直ワイルダー選手と強みという面ではほぼ一緒です。攻撃力があって、スター性があるというね。しかし、五輪金メダリストらしく基本的なスタイルが構築されていることとクリチコ選手への勝利が優勢に働きました。クリチコ戦では、以外にも精神力があることを証明してくれましたね。

スター性もあるし、ワイルダー選手と共にどんどんヘビー級を面白くしていってほしいです。

 

 ・ジョシュア選手について書いた記事 

 

   

第9位 デオンテイ・ワイルダー

デオンテイ・ワイルダー - Wikipedia

 

出ました!”The Bronze Bomber”ワイルダー選手!

パンチ力、爆発力がハンパないです。

一つ上位のジョシュア選手のとこで述べた理由から、ジョシュア選手の方を有利にしました。しかし、ワイルダー選手の方がポテンシャルはあると思っていますし、個人的にもあの動物的なところがとても好きです。

不運にも対戦相手の問題のせいで、実力者との対戦不足が少し気になります。早く、実力者との対戦がみたいのでジョシュア選手と試合をしてください!

 

 ・ワイルダー選手について書いた記事 

 

 

第10位 ゾラニ・テテ 

ゾラニ・テテ - Wikipedia

 

最後、第10位は最近、世界戦最短KO記録を更新した(1R11秒)ゾラニ・テテ選手です!

正直、ここには次項に述べてる他候補選手ら達とかなり迷っており、最初はマイキー選手か井上選手にしようとしていました。そして、どちらかといえば井上選手かなぁと思ってそうしようとしていたのですが、最近の秒殺KOあたりでテテ選手を思い出し、「そう言えばもしバンタムに井上が上がった場合はどっちが勝つのだろう?やっぱテテかも」という流れでこうなりました。

改めて色々な試合映像も見てみましたが、かなり能力高いですね。特に距離感。そしてそこからのスピードのあるカウンターパンチが魅力です。こういうところからも、やっぱりリゴンドウ選手にそっくりです。

 

 ・テテ選手について書いた記事 

 

  

他候補 

一応、候補としてかなり迷った選手たちを挙げておきます。

 

井上尚弥

一つ一つの能力のクオリティがマジで高い。強いていうなら、スタミナが気になるところです。

 

ミゲール・マイキー・ガルシア

ブローナーとの試合で改めて強さを知りました。パンチ力、ディフェンス共に抜け目ないですが、スピードが微妙。

 

チャーロ兄弟

今勢いがある選手達です。全ての能力において高いです。しかし、今までの対戦者に強敵が見受けられないのが微妙な点でした。

 

エリスランディ・ララ

スピード、カウンター抜群ですが、カネロに負けたのが大きいですね。そして、攻めなさすぎるところ。

 

セルゲイ・コバレフ

ウォードに負けるまではランクしてたでしょううが、そこでボディとスタミナに欠点があることを露呈してしまいましたね。攻撃力は相変わらずヤバいです。

 

 

項目・能力ごとのレベル比較

さらに、調子に乗った私インディーは、以下のように、各小項目5点満点として、

『総合点 = 体力 + 攻撃 + 防御 + スピード + 他 = 55点』 

という、基準でレベルもつけてみました。

 

【体力】(「フィジカル」「タフ」「スタミナ」)= 5+5+5 = 15点

【攻撃】(「パンチ力」「コンビネーション」)= 5+5 = 10点

【防御】(「ディフェンス」「カウンター」)= 5+5 = 10点

【スピード】(「フットワーク」「ハンドスピード」)= 5+5 = 10点

【他】(「対応力」「スター性」)= 10点

※突出している能力には6点

  

そうして作成したものが、下図です。 

f:id:indii:20171212234651p:plain

(インディー作)

※12/12更新。12/10のリゴロマ戦結果を踏まえて、11/29時の2位と3位を入れ替えただけのものです。

 

ちなみに、この点数が基準でPFPランキングをつけているわけではありません。

それぞれの項目ごとに僕の思う点数をつけてみた結果です。

 

そのため、グラフが綺麗な形にはならず、下のランキングの選手が上のランキングの選手よりも低いといった様な部分も見られ、変な表の結果になってしまいました笑。

結局、対戦してみた時を想像すると、点数関係なく勝ちそうな方を上にランクさせるのでこうなってしまうのですよね。

特に、3位(12/12にランキング変更後の現在は2位)のロマチェンコ選手の総合点と1位のクロフォード選手の点数が同じであること、ゴロフキン選手の点数が異常に低くなってしまっていることなどは、自分で作っときながら、違和感を覚えてしまいます笑。

 

また、ランク付けに迷いはしたものの、僕の中で、1〜3位と4位以下の間には結構差があります。

こんな感じでツイートしたこともありますしね。

しかし、それも点数では少しわかりにくいかと思います。

本当は、点数通りにランキングが並び、思ったランキングの差の通りに点数が付けられてほしいので、今後は項目の設定を見直していく予定です。

 

とりあえず今回は、上図の様にレベル付けしてみた結果で考えてみると、上位の3選手は防御(青色)とスピード(水色)の項目・能力が高いことがわかりました。これはアウトボクシングの能力が高いとも言えます。

つまり、僕はこのPFPランキングを考える上でアウトボクシングの能力を重視していたということです。これは、上の表を作って数字に現れるまではっきりと気づきませんでした。やっぱり、僕はアウトボクサーを評価してるんですね笑。

 

 

 

 

 

以上。

 

あー、楽しかった!!笑

冒頭にも述べたように、PFP考えるのって楽しい悩みごとなんですよね。ただ、妄想するだし笑。そして、妄想しすぎるとそれらの選手同士の対戦が実現した時の興奮がヤバいっていう。

だから、リゴロマ戦が余計楽しみになりましたし、カネロVSゴロフキンⅡ、サーマンVSスペンス、ジョシュアVSワイルダーなど、今後決まりそうなビッグマッチも超楽しみになってしまいました。

 

 

それにしても、ランキング自体はユニークな様子もなく普通な感じがしますね。。なんかつまらんくも感じてきたな。。

まあ、今回はよしとしましょう!笑

 

 

こんな感じでボクシングPFPランキングは、だいたい、半年に一回ぐらいランキング更新していこうかと思っておりますので、一意見としてどうかご参考にしていただければと思います。

 

 

 ではでは。

 

<インディー式PFPシリーズ>

 

 

*1:初めてルールが整備されたのは1743年イギリス。

*2:元々は、シュガー・レイ・ロビンソン選手を称える愛称であったそうです。以下より。パウンド・フォー・パウンド - Wikipedia

*3:(追記12/2)「ボクシングファンの教科書」のP.64のジョー小泉さんのPFP談では、記事ネタに困ったボクシングライター、米「リング」誌の編集者の誰かによるもの、とも述べられています。