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顔が見えない!/ボクシング感想(パッキャオVSマティセ)

 

正直、試合内容は期待はずれでした。

 

一応、久々のパッキャオ選手の試合なので、書いておきましょう。

 

 

 

 

 

マニー・パッキャオ VS ルーカス・マティセ

(引用元:Photos: Pacquiao Crushes Matthysse For First KO Win Since 09 - Boxing News

 

○結果

「パッキャオTKO勝利」7R2分43秒

インディー採点は「全ラウンドパッキャオ」

 

 

終始パッキャオ選手のペースで、マティセ選手の心をへし折って、フィリピンの英雄が圧勝しました。

一方的すぎて、攻めるパッキャオ選手がどんどん大きくなり、逆に守るマティセ選手の方はどんどん小さくなっていく感じがしました。パッキャオVSデラホーヤの時に感じたものと同じ感じです。パッキャオ選手の身体というか筋肉が大きくなっていたように感じたのも、その印象をより強めました。

個人的には、熱い接戦という試合内容に期待していただけに少し残念でした。

逆に勝敗なんかは全く気にならなかったので、アジア人が勝って良かったともなりませんでした。

だって、選手層の厚いウェルター級のトップに君臨する、クロフォード選手、サーマン選手、スペンス選手といった全盛期真っ只中の選手たちと今回の両選手を比べると、もはや勢いが違いすぎて「この試合に勝ってトップ戦線の争いに食い込んで欲しい」という気には全くならないでしょう?笑。

まあ、パッキャオ選手に限っては、今、本業は国会議員で、ボクシングが副業(複業といった方がいいかな?)みたいなもんですからね。

そう考えると、やっぱよくやってますよね。本当にすごいと思います。

 

そんな状況でも、あのマティセ選手に圧勝できたのは、歴戦の猛者達と繰り広げてきた経験があるからでしょう。

一時期の引退から復帰したバルガス戦以降のパッキャオ選手の試合は、老獪な試合運びで無難に勝利を掴み取ろうとしている印象です。もはや、上昇期のあの踏み込みは期待すらしていません。年齢も年齢なので、仕方がありません。

そんな状況だからこそ、身につけた得意パターン、攻めれば左、そして右の返し、相手が来れば右のカウンター、を中心に今回も戦いました

今回はそれが予想以上に効果的でしたね。特に、右のフックとジャブの中間のようなカウンターが相手の出鼻をくじく役割を果たしていました。1Rの序盤からそのシーンはよく見ました。

もう序盤から、マティセ選手は怪我でもしてるのかってぐらいパンチが出なかったため、パッキャオ選手のパンチの回転の調子がどんどん上がっていきました。

とうとう3Rには、右フック、左アッパーのコンビネーションでダウンを奪い、7Rにも同じパンチでダウンを奪いました。そのまま、マウスピースを吐き出して、レフリーストップ。

マウスピースを自ら吐き出すぐらいですから、棄権の意志を示したと取られても仕方がありません。まあ、あのペースでしたから、続けてても時間の問題だったと思います。

 

しかし、WOWOWの解説浜田さんが大好きなマティセ選手(日々見てて勝手な印象です笑)は、打ち合い大好きで諦めない選手かと思っていましたが、ポストル選手と戦って初のKO負けとなった試合の時もそうでしたが、無理だと思ったら素直に負けを認めることがまあまああるんですねー。

他のスポーツと違って、格闘技はリアルに自分の身の危険を感じるものなので、自ら棄権すること自体、僕は全く問題に思わない派なので、別にそういう類の批判は全くしないのですが、どんな選手でもやっぱり人間、生き物なんだなーっては思いますね。意外だなーって。わからんもんです。

 

わからんといえば、今回のマティセ選手の表情ですよ!

ガードを次第に固めていき、ヒゲもあり、首のタトゥーもあり、現地の映像も暗く、グローブも黒いから、後半顔が全然見えませんでした!笑

だからといって、これが何の悪影響も及ぼして無いのですが、今回何が印象的だったかと思い返すと、「黒い!見えん!」ってことになっちゃったんですよね笑。

 

 

 

 

 

以上。

 

パッキャオ選手は、いろんなとこで試合してますねー。

モハメドアリみたいにいろんなとこで試合して、最強の相手にまさかの逆転勝利なんてやってのけることが、今後あるかもしれませんね。

そういう風にパッキャオ選手のボクシング活動を見ていきたいと思います。

 

 

ではでは。