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ギリギリまともなレフリーだったね/ボクシング感想(アンカハスVSコンラン、テテVSゴニャ)

1/8のWOWOWエキサイトマッチでは、2017年11月18日(現地時間)にイギリスにて開催された3試合の様子が放送されました。

 

フランプトン選手の試合がメインだったのですが、それ以外の2試合が面白かったので、感想を述べてみます。

 

 

 

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(引用元:Carl Frampton vs. Horacio Garcia on November 18 in Belfast - Boxing News

ゾラニ・テテ VS シボニソ・ゴニャ

「テテKO勝利」1R11秒!!!

 

 

この試合は、すでにいろんなメディアが取り上げていたため、ご存知の方々も多いのではないでしょうか?

 

んま、こんなのはほぼ、交通事故ですよ笑

世界戦史上最短KO記録だそうです。

 

両選手の間で初めて放ったパンチで、それがテテ選手の放った右フックでした。

ワザとジャブのフェイントを入れるというより、いきなりの右フックを打とうとして軽くタメを作ったのが自然とフェイントとなったパンチでした。それが超高速のフェイントのようになってくれるため、相手からしてもかなり避けづらいパンチとなります。

こういうパンチは、メイウェザーもよく打っており、これでディエゴ・コラレスから何度もダウン奪っています。

 

そう、ホント反則の体格ですよね笑。

井上選手でもどうでしょうねー。バンタム級に今年から進出するそうですが、容易に対戦しない方が良い気がしております。せめて、山中選手と対戦した後とかでしょう。

 

 

 

 

 

ジェルウィン・アンカハス VS ジェイミー・コンラン

「アンカハスTKO勝利」6R52秒

 

パッキャオ選手のMP・プロモーションズに所属し、パッキャオ選手そっくりなボクシングスタイルのアンカハス選手。

弱小ボディのコンラン選手にボディ打ちしまくって勝利を収めました。

 

アンカハス選手は、解説の浜田さんがよくおっしゃっていた通り、パッと見た感じだったらパッキャオ選手と見間違えるような戦い方で、ただのモノマネというわけでもなく、踏み込みのスピードやまっすぐ伸びるワンツーという本物の実力も兼ね備えています。

敢えて違いを探すならば、アンカハス選手の方が姿勢が良くてパンチのフォームが綺麗であるが、パッキャオ選手程の攻める姿勢とワンツーのスピードは無いというところでしょうか。

 

この試合に勝利したアンカハス選手も、井上選手との対戦が噂されていますね。

残念ながら、もう井上選手はバンタム級にあげてしまうそうなのですが、コンラン選手との試合を見ていて、ますます実現してほしいと思っていまいました。

まだ、アンカハス選手には井上選手勝つと思いますが、左ストレートがかなり伸びますから、カウンター失敗してしまう危険性だってあるわけです。もし実現することになっていたら、見ていてドキドキすること間違い無しでしょう。

 

 

・あれで減点か?トニーウィークスに叱られるぞ!笑

5Rにアンカハス選手は2度左ボディストレートでダウンを奪ったように見えたのですが、イギリス人のレフリーのグレイさん(コンラン選手と同じ国出身)が、これをローブローと判断してしまいます。2度目のダウンではなんと減点を取ってしまいました。

僕はこれ見ていて、「こういう贔屓するレフリーってまだまだいるんだな」って思ってしまいました。

確かに、5Rのアンカハス選手のボディへのパンチはベルトラインにかかっており、少し低い気もしたのですが、いちいち倒れ込んでしまう程急所に命中してはいません。そもそもコンラン選手は1R目からしょっちゅうボディでダウンを奪われながら効きまくっており、完全にボディが効いただけです。

にも関わらず、このレフリーは注意だけでは飽き足らず減点までしてしまいました。贔屓したと思われて当然ですよねぇ。

ウォードVSコバレフⅡを裁いたローブロー甘々のトニー・ウィークスさんからしたら、全く理解できないのではないでしょうか笑

 

まあ、次の6R目は、正常なレフリーとしての心が働いたのか、満身創痍のコンラン選手が再びダウンした後には、ようやくストップにしてくれました。

「よかったよかった」と私インディーはギリギリ安心しました。

最後のダウンも耳の後ろに当たったパンチだったので、ひょっとして、、なんて思ったのですが、、ギリギリまともなレフリーでよかったです

 

 

 

 

以上。

 

しかし、イギリスのボクシング中継はいつ見てもすごいですね、盛り上がり方が。

今の状況で一回は現地で体験してみたいなー。

 

 

 

ではでは。