インディーは考えた!

世界のトップボクシング、UFCと、クワガタなどが好き

落ちましたねー。。/UFC感想(UFC ファイトナイト・ジャパン)

今日はUFCジャパンがあったそうですね。

実は、Twitterあたりで、なかなか沸いていたので、少し前から気になってはいました。

 

そこで、ちょうどDAZNも1ヶ月間のみ延長していたということもあり、WOWOWがUFC放送を止めてから久々に大会を見ることにしました。

※1カ月無料の期間で解約予定でしたが、メイマクALL ACCESSのエピローグあるか期待して延長してしまっていました(実際無かったですが笑)。

 

 

まず、思ったことは、

UFCは日本大会に力入れてないんだろうなー、ってことです。

 

今の地位を確立してからのUFCが、久々に日本に乗り込んできたUFC144の時は、ライト級タイトルマッチ(ベンヘンVSエドガー)やランペイジ、ペティス選手、ハント選手らの試合といった、今では考えられないような超絶好カードが組まれていました。

次の年も、タイトルマッチこそ組まれませんでしたが、激闘選手(ヴァンダレイ・シウバVSスタン、ハントVSストルーフェ等)が揃った(実際、激闘ばかりだった!)カードが組まれ、激アツの日本大会となりました。

 

ところが、次第に年を重ねる毎に、どんどん対戦カードの質が落ちていってしまい、ついに今年はメインにすら上位ランカー同士の対決が組まれなくなってしまいました。

岡見選手は強い日本人ですが、もうUFCでは戦っていませんし、元々はショーグン選手だったじゃないか、と思われる方もいるかもしれませんが、それでももう完全に引退に差し掛かったギリギリの選手なので、とりあえず日本に馴染みあるから呼んでおこうぐらいのオファーだったと思います。

 

しかも、出場した日本人選手の調子が悪いこと悪いこと!

こればっかりは、本当にしょうがないことなのですが、運からも見放されているような気がして、もう日本で行うUFCはいらないのではないかと思ってしまうぐらいでした。

これは運が良いことに、なのですが今はRIZINが盛り上がってますからね。国内では。

 

気になった数試合をピックアップして、軽く感想述べてみたいと思います。

 

 

 

 

 ◯9/23 UFC ファイトナイト・ジャパン inさいたまスーパーアリーナ

http://media.ufc.tv/generated_images_sorted/NewsArticle/U/UFC-Fight-Night-Japan-announce-2017-jp/UFC-Fight-Night-Japan-announce-2017-jp_628284_OpenGraphImage.jpg

(画像引用元:UFC日本再上陸! 聖地さいたまスーパーアリーナにて9月23日開催 | UFC ® - News

 

岡見勇信 VS オヴィンス・サン・プルー

「サン・プルー一本勝利」1R1分50秒(ヴォンフルーチョーク)

 

いやー、すごい!

初めて見ました!この極め方!

 

ヴォンフルーチョーク」って呼ぶんですね。

原理は肩固めの締め方と似ています。

違うのは、自分の腕と相手の肩を首につけて、クラッチ組んでその自分の腕で締めるのではなく、肩固めの自分の体の位置を相手の体を跨いで反対側に持っていくことで自分の肩と相手の肩を首につけて、自分の腕はクラッチを組んだまま自分の肩を押して締めることです。

下からフロントチョークをされている人が、逆に相手に技をかけているような体勢です。腕力の代わりに、肩の柔軟性が要りそうです。

まあ、言葉では難しいので、ググって見てください笑。

 

僕は、始めハーフガードの攻防から、岡見選手がフロントをかけ始めているのかな?なんて思っていました。

しかし、解説の水垣さんが「あー、これは前回の極めた・・・!」みたいなこと言い出したので、「ん!?何か極まりかかってるか!?」なんて思っていたら、上に乗っているサン・プルー選手がかけているらしいではないか!実際、岡見選手の顔がみるみる苦しそうになっていきます!

「なんだ!こんなの見たことないぞ!?極めれるのか!?」

って、思っていたら、、、

ぽっくり

本当にそんな感じで、落ちてしまいました。

 

落ちた瞬間、結構ゾッとしました。。

だって、上むいて落ちてるから、目が飛んでるんですもの。落ちる瞬間の目を見るのは初めてでした。

 

今のグラウンド技術って本当に上がったんですねー。

びっくりしました。と同時に、思わず拍手してしまいました。

インディーのベスト・サブミッション賞です。

 

 

 

五味隆典 VS キム・ドンヒョン

「キムTKO勝利」1R1分30秒(ダウン→パウンド連打)

 

UFCにしては、だーいぶレフリーストップが早いような気がしました。

 

まあ、あの状態から復活できていたかどうかはさておき、止められては可能性もクソも無くなるため、さすがにもう少しだけ、あと5秒だけ続けてもよかったのではないかと思います。

 

五味選手はもう39歳ですか。。

思い切って、未来の選手に希望を託すのもありかもしれません。

 

 

石原・“夜叉坊”・暉仁 VS ロランド・ディ

「石原判定勝利」5分3R(28−27 ×2、29−27 ×1)

 

 僕はこの夜叉坊選手、好きですね!

 

以前WOWOWのインタビュー等にも出演していた時から注目はしてたんですが、やっぱキャラがいいですよね!

「俺を見てくれ!女にモテたいんだ!俺が盛り上げるんだ!」と。

別に、色々言ってて仮に負けても多くの人に影響を与えられればそれでいいんです!

 

試合のスタンスも、スタンドが得意で左ストレートのカウンターの当て勘が非常に良いことから、相手をダウンさせることが多いため、派手な印象を持っています。

あの左ストレートの瞬発力、キレは素晴らしいです。水垣選手曰く、逆にそれが後半のスタミナ切れに影響するため、後半まで持続できると良いらしいですが。

 

僕は夜叉坊選手はUFCで自分の納得できるまでの結果が出たら、できるだけ早く日本の大会やメディアに顔だして、日本格闘技界を盛り上げてほしいと思っています。

日本の大会なら、ある程度衰えてからでも機会があるでしょうし、今MMAは圧倒的なスター、もしくはライバル関係になる選手が不在ですから、すぐに輝くことでしょう。

 

 

グーカン・サキ VS ルイス・エンリケ・ダ・シウバ

 「サキKO勝利」1R4分45秒(パンチ一発)

 

この大会で、一番面白かった試合(インディーのファイト・オブ・ザ・ナイト)です!

また、ベスト・ノックアウト賞にもします。

 

サキ選手は、元K-1の選手で、日本でも背が小さい中ヘビー級の猛者たちと勇敢なファイトを繰り広げていた、という印象が残っています。

ホント、体格差って大きいんだなーって見てるといつも思っていました。僕も背が低いので、共感を覚え思わずサキ選手応援になってしまっていたものです。

 

この試合、わずか5分足らずで終わってしまいましたが、サキ選手が打撃で追い込む、ダ・シウバ選手は逃れようとクリンチワークに持ち込む、サキ選手少し疲れて押される、しかし金網に背を向けたポジションから右を打って返しの左フックをアゴに打ち込んで倒し、レフリーがストップする、という濃密でスリリングな試合を展開してくれました。

最後倒した時は、店内で見ていたのですが「おっ!!」と思わず声を漏らしてしまいましたよ笑。

MMAってこの瞬間が良いですよね。この突然の逆転劇は、ボクシングよりも断然優っているところだと思っています。

 

ちなみに、この時も少しストップ早いのでは?と思いました。僕が見ない間に、早めのレフリーストップするようになったのかな?

 

 

 

 

 

以上。

 

 

まあでも、こうしてピックアップした試合は、面白かったかな。 

それ以外は、、、うん。。

 

だから!

もう日本でUFC大会を行う必要は無いんですよ!海外の有名選手の試合が組めないんだったら。

今の日本のMMAの大会なら、RIZINがありますから日本人選手はそこで活躍できますし、もっと世界レベルに挑戦してみたい!って時に、海外のUFC大会に乗り込んで行けば良いんですよ。

 

個人的には、UFC自体が最近盛り上がりに欠ける気がするから、もはや日本に残ったまま活躍していくっていうのもありな気もしています。

RIZINはもう少しルールの統一化などは必要だと思っていますが。

 

昔はあーだったこーだった、なんて言わないようにしたいのですが、UFCジャパンは昔より落ちてます。

今日、久しぶりに見て、久しぶりに見たからこその違いがよく印象に残った日本大会でした。

 

 

ではでは。