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ボンバー忘れんなよ!/ボクシング感想(三浦VSベルチェルト)

今回の試合が海外で3試合目となる三浦選手。

 

階級はSフェザー級。

世界的な規模で考えると、ウェルター級からミドル級辺りの中量級、ヘビー級の次ぐらいの順で盛り上がっていきそうな階級です。

 

これに勝って是非戦線に食い込んでほしい!

そう思いながら、録画放送で試合を観たのですが、果たしてどのような結果になったのでしょうか。予想していた試合展開と同じように進んだのか。(まあ、予想した結果にはなってほしくないですけどね)

www.indiiii.com

 

 

早速、感想と共にお伝えします。

 

 

 

 

三浦隆司 VS ミゲール・ベルチェルト

「ベルチェルト判定勝利」3-0(116-111 ×1、119-108 ×1、120-107 ×1)

インディー採点「ベルチェルト判定勝利」116-111

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残念ながら、結局予想通り(負け方が違うから完璧当たりではないが)負けてしまいました。

試合自体は結構面白い内容だったんですけどね。

 

ベルチェルト選手はボンバーレフトをかなり警戒しており、もらわないような試合の運び方を練習してきたんだろうなあ、と感じました。意外と最初に距離取るところなんか、あまり予想していませんでした。

 

三浦選手の方も、おそらく序盤から相手のペースに持ってかれないようにするために、プレッシャーをかけてボンバーレフトを狙いに行きます。ちょっとあからさまに狙いすぎていて大振りも目立ちましたが、その姿勢自体は僕の予想で良いと思っていた戦略でした。

 

そして、上手く作戦を実行し切れたベルチェルト選手が勝利を手にしました。 

 

しかし採点は大差こそついてますが、戦っていて決して楽なものでは無かったはずです。1Rずつが競った内容だったと思います。

お互いの見せ場としても、三浦選手は1R目にダウン奪われましたが、逆にベルチェルト選手は8R目にはボディを効かされる(が後頭部のダメージ回復を利用してボディも回復しようとした笑)シーンがそれぞれありました。

なんといっても、リングアナウンサーに勝者名を呼び上げられた時のベルチェルト選手は、危機を乗り越えられたような嬉しそうな表情をしており、それを見ると激戦だったんだろうなと思えます。

  

 

そんな試合の中から、僕が見ていて思ったことを何点か挙げていきます。

 

 

 

・まず、リングアナはボンバーを読み上げろ

試合始まる前に思いましたね、これ。

 

なんで普通に「タカシーーーミウラーー!」って読み上げてんだよ!マイケル・バッファーさんよ!

三浦選手といえば「ボンバー」だろ!ニックネームに入れとけよ!

 

もうこれだけで、マイケル・バッファーさんの評価がかなり下がりました。

まあ元々ジミー・レノンjrさんの方が若干好きだったんだけど。

 

以後、リングアナウンスする人は覚えていてください。ボンバー(ボンバー・レフト)。三浦選手の代名詞です。

 

 

 

・一発の気迫か。手数で翻弄するか。

1R目なんかは意外と、距離を大きめにとって脚をよく使っていたベルチェルト選手ですが、徐々に本来の多くの手数を出すスタイルに戻っていきます。

一方、左を当てようという気満々でコーナーに詰めていく三浦選手も、自慢の左を顔面だけでなくボディにも打ち出してボディを弱らせていきました。ノってきた時に出す、唸り声も響かせながら。

 

特に5Rからの三浦選手の気迫は大したもんでしたね。

特に手を出さずにガードを上げて突っ込み、急に左を振り回すわけですから相手からしたらかなり焦りますよ。絶対にパンチもらうもんかと思って真剣に避けるわけですから、精神的にかなりきついです。

それに加えて、8Rからはボディも決まりだして、肉体的にも削られてきつくなっていったベルチェルト選手。後半は、それが顔にもモロに出ていました。予想ですが、サウスポーがあまり得意ではないとも思われます。

 

しかし、さすがバルガス選手をストップまで追い込んだ王者。

できるだけ、相手より外側に脚を踏み込んだり、回りこんだりしながら、相手の死角から得意の返しの左を顔面に何度も打ち込みます。あれだけ、パンチをまとめられると一発を狙うタイミングも難しいです。

 

それでも三浦選手はパンチ当たっても結構冷静で、相手にボディを効かせましたから、やはり大したもんです。

でも採点の傾向としては、ボディへのパンチよりも顔面へのパンチを取りますからね。ジャッジには結び付きにくいのが残念でした。

 

海外では手数も取ることを考えると、飯田さんがおっしゃっていましたが軽めに3つ返すぐらい連打が打てれば良かったのかもしれません。その方が相手からしても嫌ですし。

まあ、見てる方はそう思いますが、実際そうはいかない。試合中はあの攻め方で慣れてしまっているから、そう簡単に体の動きを変えるのは難しい。これはボクシングの一つの特徴でもあります。

 

 

 

・120-107、フルマーク付けたやつって大丈夫か?

ちなみに、採点結果についてですが、ベルチェルト選手勝利に間違いはありませんし、三浦選手自身もそれを認めています。

 

しかし、その中にフルマーク付けたのがいましたね。これに関しては、非常に問題があると思います。

 

全ラウンドがベルチェルト選手?は?10R目とかどう見たのこの人?

確かに試合は見る場所によって、印象が変わりますが、さすがにこれは無いと思います。

 

こういうのを野放しにすると、村田選手の世界戦のクソジャッジの様なことにつながるのではないでしょうか。

マジしっかりと取り締まって下さい。

 

 

 

・その他

ところで今回のWOWOWエキサイトマッチ生放送の試合終了後のトークはなんかMC高柳さんが苦戦しているように見えました。時間をつなごうとしていたのかもしれませんが、珍しくちょっとグダグダっとした場面が見えました。なんか、村田選手の期限もあまり良くなかった印象です。

 

ここで僕は、本日お休みだったジョー小泉さんがいてお話を振るとどういうお話をしてくれるのかな、なんて思っちゃいました。おそらくダジャレを言いそうですが、最近それ聞くことも無いんで久々に聞いて、クスッと笑わせてくれる間をつくってくれたら見てても面白いなあ、と。

 

 

今回三浦選手は負けてしまいましたが、やっぱり一発があるんで見ていて面白いですよね。

どんなに劣勢でもその一発で逆転を起こしてくれることをいつでも期待させてくれますから。

 

今後も海外で活躍する数少ない日本人選手として、ボクシングファンを沸かせてくれることを期待し応援しております。

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

しかし、Sフェザー級はサウスポーの世界チャンピオンが多い。

三浦選手勝ってたら、4団体全員がサウスポーです。珍しい。

 

 

 

そろそろ、メイウェザーVSマクレガー予想企画の続編書かんとな笑。

ワールドツアーも終わったことやし。

 

 

ではでは。