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センスを取り戻す!?/ボクシング感想(サーマンVSロペス)

 

 

 

 

キース・サーマン VS ホセシト・ロペス

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(引用元:Keith Thurman punches Josesito Lopez during their WBA welterweight... ニュース写真 | Getty Images

 

◯結果

・「サーマン判定勝利」2−0(113-113、115-111、117-109)

・インディー採点

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サーマン選手の勝利で間違いない試合でしたが、しんどい試合ともなりました。

クリーンヒットの数は明らかに優勢だったことから、ポイントは確実に取っていたはずなのですが、終始プレッシャーをかけられ、途中ダウン寸前まで追い込まれたからです。

やはり、22ヶ月ぶりの復帰戦ということが影響しているんじゃないかなーと思います。

終始ステップを踏み続ける体力はあったのですが、距離感やタイミングといった試合で対戦する相手との感覚が鈍っていたって感じです。

加えて、ロペス選手は身長リーチが長く、パンチが思ったより伸びてきました。

なので、余計距離感が掴めず、スウェーでパンチを外し損ねるシーンが序盤に特に多かったのだと思います。7、8Rはパンチをもらいすぎてしまっていました。

とはいえ、それでペースを持っていかれないのがサーマン選手。

表情は険しく楽に戦っている様には見えなかったものの、きちんとポイントを抑えて勝利しました。

ロペス選手もハードパンチャーの王者相手にタフさを見せ、力強いパンチも時折ヒットさせていたのですが、センスの塊を前にして勝利に結びつけるまでには至りませんでした。

今回僕は改めてサーマン選手のセンスの素晴らしさを感じました。4R開始直後にロペス選手がしかけた時のサーマン選手の動きなんか特にです。強くて速い連打をぶんぶん振り回してくる相手に、ガード一つせず、目だけで避けてカウンターも打ち込んでいたのですから。

打ち方や戦い方が基本的なスタイルではなくガードも低いしそこまでジャブは多用しないんですけど、一発を打ち込むタイミング、思い切りの良さ、目の良さ、カウンター、綺麗なステップなど派手な動きだけで勝ってきてるってとこが、センスを感じるんですよね。地味な動きはあまり見ません。

そんなセンスだけでやってる様なサーマン選手ですから、この復帰戦で感覚はまた良くなったことでしょう。

このまま、ウェルター級のトップ選手たちと戦っていってほしいと思います。そうすれば、また素晴らしくなったセンスを我々ファンは見ることができるかもしれません。楽しみです!

この階級なんて、今かなり群雄割拠状態なので、まあ次のビッグマッチも時間の問題だとは思うんですけどね。

まずは、次戦の候補によく挙げられているサーマンVSパッキャオを楽しみに待ちたいと思います。そしたらもちろん、僕は渋いサーマン選手が大好きなので、サーマン応援になる予定です。

 

 

 

 

 

以上。

 

サーマンVSパッキャオなんて、決まったらくそ楽しみやな。これ決まったら、予想書こうかな。

PBC*1は今ウェルター級独占状態だから、なんでもできて、儲かりそうです。。

 

(追記2019/5/31)

決まりました!


 

ではでは。

 

 

*1:アメリカボクシング大物マネージャー、アル・ヘイモン率いるボクシング興行・番組