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素晴らしきレフェリング!/ボクシング感想(ガルシアVSリオス)

どーも、お久しぶりです。

最近は更新頻度が低下してきており、ビッグマッチしか更新しない、みたいな感じになってきました。。笑

ちゃんと試合は見てるんですけどね。どーもいろいろと。

 

今回は、前回3/19のWOWOWエキサイトマッチの放送で、素晴らしいレフェリングがあったので、書き留めてみたいと思います。

 

 

 
 
 

ダニー・ガルシア VS ブランドン・リオス

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(引用元:Photos: Danny Garcia Blasts Brandon Rios With a Monster Shot - Boxing News

 

「ガルシアTKO勝利」9R2分25秒

 

今回のガルシア選手の戦い方は、非常に落ち着いていました。

いつもの様に、手数は少なめだけど一発が大きいという打ち方ではなく、真逆の、手数は多いけどコンパクトという打ち方でした。破壊力のある左フックが毎回印象的なのですが、今回は的確な右ストレートが目立っていた様にも思います。

一方のリオス選手はいつも通りの接近戦に持ち込もうとする戦い方でした。

 

試合展開としては、リオス選手が前に出て、ガルシア選手が下がるという流れでした。まあ、予想通りガルシア選手の方がパンチの数、威力共に上回っていたんですけどね。

下がりながらも、圧倒的にダメージを与え続けたガルシア選手が、9Rに今回よくクリーンヒットさせていた右ストレートをカウンターとして当ててダウンを奪い、その一発で試合終了となったのでした。

 

・毎回こんなレフリーだったら良いのに。。

フィニッシュのパンチのインパクトも大きかったですが、その後ちゃんと立ち上がってきたリオス選手に対する、レフリーのケニー・ベイレスさんの対応の素晴らしさの方が、僕は印象に残りました。

派手な倒れ方をしたリオス選手だったのですが、意外にも立ち上がり、もちろん戦う意思もあったため、「1度目のダウンだし続行かな?」と思って見ていたら、ケニー・ベイレスさんは何かを察してダウンして歩かせる長さより長い距離を歩かせました。

すると、最初はまともだった足が長めに歩かせた分あたりの後半で、ふらふらっ、とよろめいたではありませんか!

それを見た主審ベイレスさんはもちろん、観衆も、実況解説も、テレビの前のファンも、セコンドも、関係者も、僕も、見ていた全員、「あ、これはストップだ!」と思ったことでしょう。

これぞ名レフリー。メイウェザーやパッキャオなどを中心として行われていた数々の試合、最近でいうとカネロVSゴロフキンといったビッグマッチを務めるに相応しい人なんだな、って改めて認識しました。

 

上の記事の内にあげた様なレフリー(グラッドリッジさん、ウィークスさんなど)やパッキャオVSマルガリート戦*1のローレンス・コールさんやメイウェザーVSオルティス戦*2のジョー・コルテスなどのレフリーは、ほとんどが有名で名勝負も務めているのですが、そんな彼らでも挙げた様なミスをしてしまいます。ちなみに、ベイレスさんもパッキャオVSモズリー戦でミスしています。*3

というか、レフリーはミスをした時にこそ取り上げられるので、これらの例だけで全ての良し悪しを決めることはできないという状態ではあります。

それでも、ミスは無いに越したことは無いので、あまりそういうシーンは見たくは無いものですし、そういうのが少ないレフリーは良いレフリーであると言えるでしょう。

 

逆に、良いなと思ったレフェリングは上の記事に挙げた様な例や、今回の試合などです。

先ほども述べましたが、レフリーというのは残念ながらミスした時こそ注目を浴びてしまいます。良いレフェリングをした、と思われることはそうそうありません。当たり前と思うのが普通です。

そんな中、目立って素晴らしいと思うレフェリングができるというのは、本当に素晴らしいことだと思います。

今まで、ベイレスさんを良いレフリーだなーと思ってはいたのですが、では具体的に何が?というところまでは明確でなかったんですよね。それが今回の件で、はっきり明確化された様な気がします。

 

格闘技の場合は特に、レフリーって本当に重要な役割なんだなって、UFCをよく見ていた時から思っているので、ケニー・ベイレスさんの様な方にこれからもどんどん試合を裁いていっていただきたいと思います。

ちなみに、他に私インディーが推しているレフリーは、ロバート・バードさんと、よく名前は覚えてないのですが最近ビッグマッチでよく見るベイレスさんを小柄にした様なギョロ目のスティーブ・ウィリスさんですね。なんとなくなんですが笑。

 

 

・サーマンと?また?

知らなかったんですが、この試合ってサーマン選手への挑戦者決定戦だったんですか?もしそうなら再戦となりますが、正直そんなに見たいと思わないんですよねー。

おそらくまたサーマン選手が勝つでしょう。

しかも、ガルシア選手はたまたま今回スタイルを変えて試してみて、上手くいったのかもしれませんが、本当の強みは一発一発豪快な攻撃スタイルだと思っているので、あんまり中途半端なことするともっと差がつくと思いますよ。ただでさえ最近のガルシア選手は、利口なボクシングに寄せ過ぎてしまっていると感じているので。

そもそも、こんな試合するんだったら、サーマン選手は早くスペンス選手と戦って欲しいんですよね。その他でも、再戦なんかする暇ないぐらい選手溢れかえってるはずです。

 

 

 

 

 

以上。

 

仕事やプライベートの関係もあり、これぐらいの頻度の更新になっていくかと思います。

もし見てくださっている方がいるなら申し訳ございません。

5月はビッグマッチが並んでいるので、頻度は上がる気がしています。 

 

 

ではでは。

 

*1:パッキャオの一方的な試合展開だったにも関わらず試合を続けさせ、マルガリートは眼科底骨折と白内障を患った。

*2:試合再開後に目を離しておりメイウェザー選手の不意打ちの様なパンチに気づけなかった。(しかし、これはレフリーの問題だけとは言い難いところ)

*3:パッキャオ選手に対して、スリップをダウンと判断した。その後直接謝罪した。