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やっちゃいけない。/ボクシング感想(ディレルVSウスカテギ、スティーブンソン、ラッセル等)

7/24のエキサイトマッチの感想の記事を書く予定はなかったのですが、

ディレルVSウスカテギ戦がやらかしていたので、軽く触れておこうと思います。

 

 

 

アンドレ・ディレル VS ホセ・ウスカテギ

「ディレル失格勝利」8R終了時

 

試合自体は、オーソドックスのウスカテギ選手がプレッシャーをかける、サウスポーのディレル選手はアウトボックスするという流れで終始続きました。

 

 

そんなよくある試合展開の中、急に事件が!

 

8R終了のゴングがなる直前ぐらいから始まった左から3連続のコンビネーションの中の2、3発目の右、左のパンチが当たり、前のめりになって倒れこむという展開が訪れたのです!

 

そして、その致命的となった2、3発目のパンチが、ゴング後に打たれたパンチで、

これが今回の問題となりました。

 

まさに、最近あったリゴンドー選手の無効試合を思い出しますね。

 

今回の場合は、レフリー、ビル・クランシーさんの素早く自信を持った決断力により、ウスカテギ選手の反則負け、つまりディレル選手の失格勝ちとなりました。

 

 

しかし、問題はこれからも続きます!

 

結果なんかより、仲間がゴング後のパンチという不正なパンチで倒されたことに怒り狂ったディレル陣営の一人が、ウスカテギ陣営のコーナーに1人で詰め寄ります。

そのまま、相手のトレーナーに文句を言っています。

 

が、次の瞬間!

そのディレル陣営の一人(ディレル選手の叔父)が急にウスカテギ選手に殴り掛かったのです!

ウスカテギ選手本人は、その口論をあまり気に掛けずにコーナーロープにもたれていたいたというのに!

 

ホント、急に!

しかも、思いっきりアゴにヒット!

 

打たれた本人は驚いた顔をしていました。当然ですよ。

なかなかの威力だったので、痛そうな顔、あるいは怒りの顔をするかと思ったのですが、

ただ驚きの顔だったのもまた印象的でした。

 

んでも、こんなとこ、テレビの放送では初めて見ましたよ。

 

ちなみにこの試合は再戦が行われるそうです。

(下記URLより)

http://boxingnews.jp/news/48992/

 

 

 

・ウスカテギ選手は、、

失格となったウスカテギ選手ですが、ゴング後のあの連打は、コンビネーションの一環で打たれたもので、

全く悪気の無いパンチだったと思います。

 

ゴングがあってももらってただろうな、と思えるぐらいのタイミングでした。

 

 

また、不意に、2発もパンチをくらったウスカテギ選手ですが、

その後は打ち返そうとケンカしに行かなかったのはすごく大人な対応だったと思います。

まあ実は裏で何かあったのかもしれませんが、放送で見た限りでは反撃の姿勢は無しでした。

性格の問題かもしれませんが、とりあえずよくやり返さなかったなあと感心してしまいました。

 

そして、よく倒れたなかったなあとも笑。

タフさは、本物です!

 

 

 

・レフリーの判断について

今回のビル・クランシーというレフリーは、はっきりと自信を持ってディレル選手の「失格勝利」としました。

 

問題のシーンの直後にも、「今のパンチは無しだ!」みたいな顔してたんで、その時から決めてたんでしょう。

 

正直、結果だけは僕の意見と反対なのですが、とりあえずレフリーのこの対応は良かったと思います。

 

コミッション等によって細かくは異なるのですが、こういう場合はレフリーの決断が大きく左右する場合が多いです。

 

そういう時にはっきり素早く決断していただければ、その決断が良かったか悪かったかは別にして、

判定の面での混乱は抑えることができ、その場だけでもきっちり締まるからです。

結局、後日協議して結果が変わるなんて事はよく起こりますから。

まずはその場を抑えるべきかと。

 

今回なんか、おろおろと決断を迷ってたら会場側はさらに荒れてたと思いますよ。

 

しかしグラッドリッジさんの時とは大違いでした笑。

 

 

 

・僕はこういう試合を、、

正直ボクは、こういう故意にしてしまったように見えず、流れでやってしまった反則のシーンを見る度に、

守る方ももっと気を付けるべきでは?、と思ってしまいます。

 

もちろん、明らかにわざとゴング後に一方がパンチを打ち込んだり、ローブロー打ったり、投げたり、マイクタイソンの様に耳噛んだりした場合などは、

速攻で反則にして構いません。

 

 しかし今回の場合は、いつも通りに練習しているコンビネーションが出てしまった、と言える範囲のシーンにボクは見えました。

それがたまたまゴング間際に打ち込み、連続でパンチが入り相手が倒れてしまっただけだ、と。

 

この不運な結果は、ゴングが鳴る最後までより集中できた選手にしか舞い込んで来ない、と言い換えられるかもしれません。

 

以前のリゴンドー選手ノーコンテストとなった時なんかは、相手も打ち返してきていて自分が倒したんだから、リゴンドー選手勝利の結果のままで問題ないと思いました。

でも、結果は無効試合。

 

 

まあジョーさんも、エキサイトマッチファンクラブの会員が閲覧できる「倒れたら立ち上がれ」コラムに、無効試合にすべきだと主張していました。

 

やはり、公式にアナウンスするならば、体裁はしっかり守るべきなのでしょう。

あくまでも、スポーツの一種ですからね。

 

 

でも、ルール上反則なのはもちろんわかるのですが、やらなければやられるといった感覚で互いに殴り合っていたら、周りが見えなくなることもあるでしょうよ

ってのがボクの意見なので、ルール上微妙な判断を迫られる中での反則を犯してしまった選手が失格にならなくても批判はしません。

 

というか、どうせなら完璧な反則であるディレル陣営を失格に、つまりディレルを選手失格にしてもいいのではないかとすら思いました。

普通にダメですね、あんなの。スポーツではなく、ただの喧嘩の1シーンです。

永久追放の可能性あり、だそうですが永久追放してもいいでしょう。

 

やっちゃいけないことは、やっちゃいけない。

 

 

 

 

 

アドニス・スティーブンソン VS アンドルー・フォンファラ

「スティーブンソンTKO勝利」2R38秒

 

スティーブンソン選手の試合、久しぶりに見ましたが、いつ見ても強力な左ですね。

ずっと左狙いのスタイルも変わらずです。

 

この「左」というのは、「左ストレート」だけを指していません。

「左アッパー」「左フック」も含まれています。

そこが、スティーブンソン選手の「左のパンチ」の魅力です。

 

これは対戦する選手からしたら、厄介ですよね。

普通「左が強い」という言い方されたら、「左ストレート」をイメージすると思うので、直線系のパンチに対策を練れば良さそうですが、それが様々な角度から飛んでくるとなると、左に警戒するのもただ警戒すれば良いわけでは無くなるため、簡単な対策では済まなくなります。

しかも、威力抜群。

怖ぇな。。笑

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

ゲイリー・ラッセル選手の試合もありましたが、

まあ超ボクサータイプ型の一流選手に、あんなちっちゃな選手当てたら、負けんわなって思ったんで、ながら作業で見た試合です。

結果ラッセル選手がTKOしたのですが、そうでしょうね、って感じでした。

 

 

 

全然、このエントリとは関係ないですが、最近、ブログをすぐ書けない。

仕事が意外と詰まってきて言い訳してしまいそうだ笑。

 

まあ、ブログを書くのでも楽しんで生活しよっかな。

 

 

 

ではでは。