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僕の知るブラジル大会はどこへ。。/UFC237感想(アンデウソン・シウバVSキャノニア、ジョゼ・アルドVSボルカノフスキー)

このブログ更新時から10日ほど前に行われたUFCブラジル大会。

僕の知っていたブラジル大会は過去のものとなってしまっていたので、感想として書いておきたいと思います。

 

 

 

 

 

UFC237 inブラジル

ジョゼ・アルド VS アレックス・ボルカノフスキー

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(引用元:Alexander Volkanovski of Australia grapples against the cage with... ニュース写真 - Getty Images) 

 

◯結果

・「ボルカノフスキー判定勝利」3−0(30−27 ×3)

・インディー採点「ボルカノフスキー判定勝利」29−28

 

まずは、アルド選手。

僕は1R目だけアルド選手につけましたが、公式ジャッジは全てボルカノフスキー選手を支持したようです。

まあ、気持ちは分かります。ヒット数変わらないのに手数に差がありましたから。もちろん手数多い方がボルカノフスキー選手です。

昔は手数少なくても、支配してる感があったし、ヒット数も多かったから、アルド選手にポイントつけれてたんですが、今回のアルド選手は得意の打撃戦で支配できませんでした。

というか最近打撃戦で劣勢になるのが最近当たり前になってきました。どうしたもんでしょうか。

はっきりわかることは、相手のパンチに対する反応とスタミナの衰えです。蹴りが少なくなり、ボクシングスタイルになってきたのも少し印象に残りました。(あと、声を出す笑)

でも1番残念なのは、最強感が無くなってしまったことでしょう。

これはコナー・マクレガー選手に負けたあたりからが始まりでしょうか。ホロウェイ選手に連敗してからは、もう最強だったころの雰囲気はすっかりとれてしまいました。

こうなると、みんな恐れを為さずに攻めてくるので、元最強王者にとってはあまりよく無いと僕は思っています。

格闘技では精神面が勢いやちょっとしたタイミングに影響を及ぼしてくるからです。

「なるほど、こいつの攻略法はこれか!」「なんだ、同じ人間やん。恐れるに足らん!」みたいな感じで、みんな俺ならできる!って自信をみんな持って挑んでくるんです。アイドル感が無くなり、身近な存在に感じていきます。

そうすると、ビビらなくなります。そして、いつのも自分でやりたい事もけっこうできるようになってくるから、元絶対王者達は絶対王者時代と比べて違和感を持ち始めてくると思うのです。

僕は1度負けた絶対王者がそれ以降負けることが多くなる(数字での根拠はありませんが、経験的に何となく)のは、上に述べたような影響が大きいんじゃないかなーて思います。もちろん、対戦相手が強者ばかりになってきてるのも大きいでしょうけどね。

 

そして、なんかわかんないけど勝てそうにない雰囲気っていう時って、いわゆるそういう時期に差し掛かっている時が多いです。

同大会に出場した、アンデウソン・シウバ選手にも同様のことを感じます。

好きな選手だけに、ちょっと残念ですが、いつか来ることなので受け入れるしかありません。

僕が覚えているブラジル大会のアルド選手の活躍は、チャドメンデス戦で1R終了間際にバックを取られた状態からそれを振りほどき振り向いてすぐヒザを打ってKOした時です。

初めてアルド選手の試合をリアルタイムで見た時でもありました。やっぱブラジル選手強いな!って思いましたし、同時にアルド選手が飛び込んでいった時の会場の盛り上がりにも驚きでした。

あの時の強さと盛り上がりが懐かしいですね。。

 

 

アンデウソン・シウバ VS ジャレッド・キャノニア

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(引用元:Anderson Silva of Brazil is seen in pain after suffering a knee... ニュース写真 - Getty Images

 

◯結果

「キャノニアTKO勝利」4分48秒(キャノニアの右インローを受け、アンデウソンの右足膝内側負傷)

 

結末は、結果の()内に書いてある通りです。

はっきりいって、この結果はひどいです。いろいろと。

クリス・ワイドマン選手へのリベンジマッチで、自分の放った左インローがカット(ヒザでブロック)されて、左足のスネを折って負けた時とは全然違います。

だって相手の右インローを右足内側のヒザにもらっただけなのですから。

カットせずにまともにもらいましたから、そりゃー、痛いのはわかりますよ。

でも、あそこまで痛がるとは。

1発のインローで試合ができないほどの痛みを負った試合を、僕は初めて見ました。

確実に衰えです。試合する体力、身体ではないと思います。

 

技術面を見ても、ストップされるまでの動きは決して良くありませんでした。

経験や独創性を活かしていい風には見えていましたが、やっぱり反応が悪かったです。

そういうことはアデサニヤ選手との新旧戦でもわかっていました。

しかし、体力面まで衰えているとなるとこれはいよいよその時期を急ぐべきだと思います。

前述のアルド選手は、まだ体力面は問題無さそうなので急ぐべきだとは思いませんが、アンデウソン・シウバ選手はもうきてる気がします。

これ、自分の身体のためでもあるんですけど、相手選手にとっても良いこと無いですよ。

今回勝利したキャノニア選手は、最初喜んでいましたが、あまりにもシウバ選手が痛そうなので、空気を読み始めて、だんだん申し訳なさそうな態度を取り始めたしまいました。

あんだけ痛がるし、会場もアウェイだからそうなるのも仕方ありません。

でも僕は、「いやいや、あんたは悪く無いよ!勝ったんだから喜びなよ!」って思いました。

ただ普通に勝とうとして戦って勝ったんだから、何も問題はありません。

では逆にシウバ選手が悪いかというとそうでもありません。当然ですが自ら望んで痛めたわけじゃないからです。シウバ選手だって悔しいでしょう。

そんな誰が悪いといえない状況だったのに、後味の悪い空気になりました。

両者にとっても、見てるファンにとっても良くありません。

ということは、あんな終わり方しないためにも両者万全の状態で挑むのが最低条件だと思うんですよね。

ましてや最高峰の舞台です。ハイレベルの選手が集まるので、選手間に差があるとケガするでしょう。

 

ということで、こういう段階までくると、いくら人気があって、ホームでの興行だとしても、選手はちゃんと選ぶべきだし、選手本人にもストップかけてあげないとな、と思ったわけでございました。

  

 

・その他

そういえば、BJペン選手とクレイ・ギーダ選手の対戦もあったらしいですね。

僕知りませんでした。。しかもメインカードじゃなかったみたいです。

両選手の対戦ならちょっと前なら絶対メインカードに組まれたはずなんですが、、これも時代を感じますね。

ちなみに、結果はギーダ選手の判定勝利だそうです。

やっぱりね!って思いました笑

 

 

 

 

 

以上。 

 

なんか、最近UFCの記事が昔の思い出に浸る内容ばっかりですね。。笑

おっさんみたいで、すんません。

でも、僕まだ20代中盤なんで、もっとフレッシュなこと書こうと思います。笑

 

 

ではでは。